難波神社は、都会の真ん中にあり御堂筋沿いの本町と心斎橋の間位にあります。
近くには問屋街もあり、賑やかな場所で交通の便もいいので、お参りのあとは周辺を散策するのもいいでしょう。
周辺には美味しいお店もたくさんあります。
私は歩いていける距離なので、時々お参りに立ち寄らせて頂いています。
この日も孫と一緒に散歩がてらお参りさせていただきました。
ここは、ビルに囲まれた場所なのでお勤めの方々の休憩スポットによさそうですね。
第2次世界大戦で全焼してしまい再建されたものが今の神社です。
戦災により焼けどを負いながらも生き残った境内にある大阪の中心部では最も古い立派なクスノキの木。
この木に触れると元気になれそうでパワーをもらえます。
仁徳天皇が御祭神。
もとは河内の地(河内松原市)にありましたが豊臣秀吉が大阪城を築城した際に現在の地へ移転してきました。
以前、河内松原市にも住んでいたことがあるので、なんだか身近に感じます。
地名から「上難波神社」と称され、その後明治8年には今の「難波神社」と呼ばれるようになったそうです。
江戸時代には、稲荷信仰の隆盛に伴い境内には末社である稲荷神社、通称「博労町のおいなりさん」のほうが有名でした。
また、同じ境内でひときわ賑わっていたのが現在の人形浄瑠璃文楽座の名称の元となった稲荷社文楽座で、植村文楽軒が始めた文楽座は江戸時代の文化8年から断続的に続き、明治4年に西区松島に移るまでこの地にありました。
その後 反文楽軒派の「いなり彦六座」がこの境内に移って、一時期は松島の文楽座をしのぐほどの勢いだったとか。
毎年7月21・22日に行われる夏祭りは「氷室祭」といい、参拝者にはカチワリ氷が配られます。
都会の真ん中にありながら静かなこじんまりとした神社。
鳥居をくぐって目を引くのはクスノキの神木です。
難波神社といって思い浮かぶのはあのクスノキ。
何かが宿っているようで気になります。
何度も訪れたことはあるのですが、その時々で感じ方が違ってくるので不思議。
近くに立ち寄ることがあれば、ぜひ参拝してみて下さい。