大阪市西区靭本町にある靭公園。
四ツ橋筋からあみだ池筋までなにわ筋をはさんでの東西に細長い敷地に公園があります。
多くの樹木や花や緑に囲まれた都心のオアシスで公園の周りにはオシャレなお店がいっぱい。
11月はたくさんの薔薇が咲いていて、薔薇鑑賞にきた人達で賑わっています。
たくさんの種類の薔薇といろいろな面白いオブジェなども所々にあって楽しめます。
公園内には、テニスコートがありテニススクールの生徒たちで暗くなるまで練習に励んでいます。
この一帯は江戸時代以来、海産物を扱う問屋・仲買が集中していた地域だったそうです。
移転後に大阪大空襲で焼け野原に。戦後約3万坪が占領軍に接収され、占領軍の常用飛行場となり東西に細長い形は滑走路跡地だったからだそうです。
靭公園には、なにわ筋沿いに楠永神社があり、そこに大きなクスノキがあります。
ここは、古くから神社でかつて海部堀川が横に流れていて靭市場の名残りを感じます。
飛行場建設の時にクスノキを伐採しようとした時にブルトーザーの故障や怪我人が相次ぎ、お祓いの際には神社の建物から白い蛇が出てきたそうです。
そんな事があった為、このクスノキは神木であるので切ってはいけないということとなり今も残っています。
私は初めて楠永神社のクスノキを見たとき、不思議な感じがし体がゾクゾクとしました。
クスノキ自体がまるで主の様な感じを受けました。
迫力があるのです。
龍が幹や枝に絡まっているようなダイナミックな感じ小さな神社だけど、存在感があります。
今までこんなクスノキを見た事がありません。
昔からこの地域を守り続けているんでしょうね。
これからもお参りさせて頂きます。