ニコラス・ケイジが主演の映画「レフト・ビハインド」を観ました。
この作品は聖書やキリスト教について知識がないと、訳が分からなくつまらないのではないかと思いました。
ヨハネの黙示録を題材としたベストセラー小説が原作です。
宗教を前面に押し出した作品ですが、この映画を観ることにより聖書に興味をもつ方が増えそうな気がします。
ニコラス・ケイジが演じる父レイ・スティールはパイロット。
母アイリーンは専業主婦、娘クローイ(キャシー・トムソン)は女子大学生。そして、年の離れた幼い弟レイミーがいました。
スティール家は円満な家庭でしたが、母アイリーンが宗教にはまってしまうことによって家族の関係がギクシャクしていました。
レイは仕事を理由に家にいる事が少なくなり、クローイも大学進学を理由に家を出ました。
その後、世界中で多くの人類が姿を消します。
レイが操縦していた飛行機の中でも副操縦士や乗客が姿を消してパニック状態。
消えた人達はヨハネ福音書とか、聖書勉強会とかキリストに関係するものを所持していたり、新生児だったりしたのです。
そう、神を信じるものは神様によって助けられ地上から消失。
クローイの母アイリーンと弟のレイミーも姿を消しました。
クローイと父レイは残っていて地上で困難を乗り越えようとしていきます。
最終的に残された人類は次々起こる災難にみまわれていくという内容です。
評価がまっぷたつに別れるこの映画。
私はキリスト信者でもなければ、何かの宗教に入っているわけでもない。
でも、この映画をみて色々と考えさせられました。
いろいろな宗教があるが、今この世は病んでいる。
神さまが怒っている。
悪い政治家。
自分のことしか考えない人達。
戦争。
手を出してはいけない原子力。
人間は勝手な事ばかりして地球を崩壊している。
それを観ている神様は、地球を大掃除しようとしているんじゃないかと思いました。
原作者の思いを感じる映画でした。