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映画「ひまわり」何度観ても美しくも悲しい物語に感動

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1970年作のイタリア映画「ひまわり」

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この映画を観るのはこれで3回目です。

哀愁と心から悲しくなるヘンリー・マンシーニのテーマ曲が最初の画面から曲で覆い尽くし、ひまわり畑がソ連の広大な平野一面に広がり美しいひまわり、だからよけいに切なくなる、美しくも悲しい物語。

1942年から44年のロシア戦線で行方不明になった兵士消息を訪ねるところから始まります。

 

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第二次世界大戦後のイタリア、ジョバンナ(ソフィア・ローレン)は夫アントニオ(マルチェロ・アストロヤン二)の消息を掴むためソ連へと旅立った。

カバンとアントニオの写真を持って。

かつて戦場だった街でアントニオの写真を見せて回るジョバンナ。

だがなかなか見つからない。

列車で案内された村には果てしなく広がるひまわり畑。

 

ここで、テーマ曲が畑一面に切なく悲しいメロディで流れます。

この畑の下にはイタリア・ドイツ・ソ連の戦死者たちが無数に眠っている。

 

ジョバンナはここに来てもアントニオが生きていると信じ夫の行方を捜し続けた。

諦めずに探しているうちにある駅の小さな村に降りたった。

 

写真を見た人がイタリア人を知っているといい家まで案内してくれた。

 

 

そこには綺麗なロシア人女性(マーシャ)と幼い可愛い女の子が暮らしていた。

ジョバンナとマーシャは一目で何かを察した。

 

家の中に案内されたジョバンナは、夫アントニオとマーシャの暮らしぶりを目のあたりにし涙が出てくる。

マーシャは戦時中にアントニオが雪の中で倒れ今にも死にそうな彼を助けたと話す。

 

汽車の汽笛の音がした。

アントニオが仕事から帰って来る。

 

駅までマーシャはジョバンナを連れて行く。

汽車から次々に降りてくる人達のなかにアントニオの姿があった。

 

二人は目が合った。

 

汽車が動き出そうとしたとき、ジョバンナは汽車に飛び乗り泣き崩れた。

 

 

イタリアに帰ったジョバンナは非情な運命に悲しみ毎日を暮らしていたが、新しい出会いを見つけ結婚した。

 

一方のアントニオはあの日のことが忘れられず、マーシャの許しを得てジョバンナに会いに行く。

 

そして再会。

 

アントニオは、ジョバンナに二人でどこかに行こうというがジョバンナには夫と幼い子供がいる事を知った。

アントニオは家族のいるソ連に帰る決意をする。

 

 

翌日、ジョバンナはアントニオを見送るため駅に行った。

皮肉にも戦争中に出征する夫を見送った同じホームであった。

お互いの永遠の別れを涙で送った。

 

 

戦争は家族、恋人たちを引き裂き運命を狂わされてしまい、良い事はなに一つない。

このひまわりのテーマ曲が悲しくも切なく哀愁のピアノ曲ががいつまでも心に残る名曲。

 

ソフィア・ローレンとマルチェロ・アストロヤン二の存在感も大きかったですね。

40年以上前に観た映画なのにこの二人の名前はいまだに憶えています。

良い映画は何十年経っても名作です。

涙・涙・涙の感動作です。

 

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