2017年9月22日(金)京都放送「ふらり旅 いい酒いい肴 盛岡編」の番組を観ていると家で試してみたくなる肴がたくさん登場しました。
私はお酒が好きで、食べることも好きなので、なんとも羨ましい限りです。
大好きなお酒を飲んでその地方のお料理を食べ、日本中を旅しギャラも貰える、こんな番組が沢山ありますね。
日本は平和です。
今回は岩手県盛岡でした。
旅人は太田和彦さん「アートディレクター・作家」
身銭を切り日本全国各地の居酒屋巡りの本を多く出版している方です。
盛岡市の魅力は至るところから雄大な岩手山を臨む事ができ、一級河川の北上川と、鮭の遡上(そじょう)する中津川が市内中心部を流れています。
橋の上から川を見ている人達は傷だらけになった鮭を自然との戦いをどのように見ているのだろう。
盛岡と言えば二大詩人『石川啄木』と『宮沢賢治』
かつて銀行だった建物は今は二人の記念館になっています。
二人は、共に青春時代の10年間を盛岡で過ごしました。
館内には宮沢賢治、自記筆の「アメニモマケズ カゼニモマケズ」が展示されています。
貴重な資料なども展示されている。
そしていよいよ居酒屋巡りが始まります。
一件目は、居酒屋「愛染横丁」。
蔵作りの建物を生かして平成9年に創業した家族経営の居酒屋。
とてもおしゃれなお店でカウンターの真上には丸い大きな明かりが印象的です。
まず日本酒の燗を注文。
地酒の純米酒「月の輪」。
明治半ばに創業した月の輪酒造一合 540円。
マッタリしてコクがあって美味しいそうだ。
一品 カツオのたたき 670円。
玉ねぎをすりおろし、これに辛子醤油を加えてカツオの上にかける。その上に万能ネギを乗せる。
これは美味しそう。
簡単そうだし、参考にして作ってみようかな。
こんな食べ方があるのに私は感心してしまいました。凄く得した感じ♪
次の一品は 天然キノコのきのこ汁1,000円は秋ならではの一品だそう。
12種類の天然キノコが入っている。
食べる時は一種類ずつ食べるほうがキノコの味がわかるそう。
これも作ってみたい・・・でもこれだけの種類を集めるのは大変そう。
エリンギ・シメジ・なめこ・舞茸・これだけでも美味しいと思う。楽しみ。
居酒屋の食べ物は美味しいそうだから勉強になるわ。
凄く健康そのものの料理で、作るのが楽しみになってきました。
次の一品はいものこ汁。
盛岡市津志田の里芋で作られている(これはサービス)
芋が入った汁ものが出てくると秋だな~・・・・と感じますね。
旅人太田さんは「美味しかった ごちそうさま~」と、顔を真っ赤にして二件目にいく。
二軒目は居酒屋「とらや」昭和36年創業。
日本酒は一本やりで地元盛岡の蔵元が作っている「菊の司」
太田さんは燗を注文12角形の重たいガラスコップで燗した日本酒を美味しそうに飲みました。一合 300円
一品は「とらや」の人気メニュー、湯豆腐 250円。
太田さんは居酒屋の三大湯豆腐と大絶賛!
横須賀の「大衆酒場ぎんじ」伊勢の「一月家」盛岡の「とらや」
湯豆腐は一味をかけてカツオぶしと海苔、お醤油をかけて食べる。
簡単そうだし美味しそう。でも美味しいお豆腐は買わなくては。
太田さんは酒も回ってきてお口もお上手になってきて、このお酒なんというお酒と聞く。
『これって特徴もなく毎日でも飲める晩酌の味だね。
飲み飽きない。女房にするにはこういう味。ふと気が付けば30年の付き合いだったとか
若い頃は派手な女とかに気がいくけど人生経験長いと控えめな女がいい。』
酔っぱらってきた太田さん。
私はこれ本音だと思うお酒を飲むと普段言えない事を言ってしまうから。
いい気持ちになって湯豆腐を食べて喋っている。笑いながら良い酒だ。
次の一品は、いものこ 400円。
津志田で取れた里芋を茹でて皮をむき軽く潰すその上になめこと菊の花と大根おろし。
変わっていて美味しそうこれも作ろう。勉強になる。
次の一品は、南蛮天 400円。
トウガラシの天ぷらでしっとりしていてジューシー。本当に美味しそう。
そろそろ夜もふけて閉店の時刻になる。
「ごちそうさま~」
太田さんは自分の事を居酒屋のフーテンの寅さんだと思っている。
旅人太田さんは、この番組を始めた頃からこの盛岡に来てみたいと思っていたそうで願いが叶ったとの事。
地酒は美味しいだろうな。
旅に出たからには、その地からしか食べられない物を食べるのが醍醐味ですね。