12月15日 日本映画専門チャンネル「樹木希林の居酒屋ばぁば」が放送されました
映画「人生フルーツ」でお馴染みの津端英子さん(89)。
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ドキュメンタリー映画「人生フルーツ」を観て
日本放送文化大賞テレビ部門グランプリを受賞したドキュメンタリー映画「人生フルーツ」 地方のテレビ局によって製作され口コミによって話題が広まる。 東海テレビによるドキュメンタ ...
樹木希林さんと居酒屋で待ち合わせ。
津端英子さんにとって初めての居酒屋。
二人お会いして初めてのご挨拶。
さすが希林さんです。初めての英子さんを上手におもてなし。
映画「人生フルーツ」愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウンで暮らす津端修一さんと英子さんの日常さんを描いた物語のナレーターをしたのが樹木希林さんです。
「人生フルーツ」の作品が余りにも見事なのでナレーションの仕事を引き受けたそうです。
「昔ある建築家がいいました。家は暮らしの宝石箱でなくてはいけないと」
「土が肥えれば果実が実るコツコツゆっくり」
居酒屋でのお二人の会話が弾む。
英子さんは修一さんとのなれ初めを語り出す。
親戚の紹介で東京大学を出た修一さんと結婚しました。
家の家事をちゃんとして修一さんに食べさせもらおうとそれで結婚した。
好きとかそういうことじゃなくて一生食べさせて貰えるかなという感じで結婚したそうです。
樹木希林さんは「そういう判断ってありますよね・・夫婦喧嘩したことないでしょう」
自然とどこにもありそうな会話がお酒を飲みながら満面の笑顔で進んで行く。
会話は亡くなったご主人 修一さんのお話しばかり。
お二人の穏やかな結婚生活は65年になります。
夫婦円満のコツは・・・下着の話になる。
毎年31日になると修一さんは破れてもいないのに新しい下着に買い替える。
修一さんは新しい下着は気持ちイイネ~と嬉しそうに言う。
お古の下着は捨てるのはもったいないから英子さんが着るそうです。
幸せな御主人ですね。
英子さんは男の人には最上の物を食べさせ、最上の物を着せるという昔からの教えを守っていらっしゃる。
樹木希林さんも「私の下着も主人の着ているから前が開いているんですよ。夏のちりめんのステテコ気持ちいいですよね(笑)」
英子さんは主人の良い事だけ言って悪い事は言わない。
これが夫婦円満の秘訣なんですね!
食は命と言うけれど英子さんのお家の畑は皆自然にできている。
食べ物ばかりだから英子さんの家に居候したいぐらいだわ!と樹木希林さん(笑)
居酒屋の女子会も終わりその後、愛知県春日井市の英子さんのお家を訪問する。
おじゃましま~す。 ここが玄関なの うち玄関ないの そうなのと女子会の続きがはじまります。
どうぞどうぞと英子さん。お家に希林さん上がります。
修一さんの仏前に手を合わせ希林さんご挨拶。
2015年6月2日 「津端修一さんは昼寝をしたまま起きてこなかった」
希林さんはお部屋を見渡し大きな小屋って感じですね。そうです。と英子さん。
やあ~いいですね。
英子さんのお家は尊敬する建築家アント二ン・レーモンドの自宅を真似たものだ。
英子さんは希林さんを家中案内して説明する。
なんか二人とも手を繋いで仲がよく意気投合している。
壁には修一さんの書いた「あしたも、こはるびより。おうちは いいなぁ。」と詩がはってある。
テーブルのイスに希林さん腰をかけ英子さん手づくりのお菓子を食べようとするが何か探し物をしている。
マイ箸だ。
希林さんはいつもお箸を持ち歩いているそうだ。
英子さんは私も見習わないとと・・思います。
そして二人はテーブルを囲んで世間話が弾む。
「できるものから、小さく、コツコツ。ときをためて、ゆっくり。」
おまじないの様に心の奥まで響いてくる。
「雨がふれば、土が肥える、土が肥えれば、果実が実る、コツコツ、ゆっくり」
希林さんはお金の事を考えないでもこういう豊かな生活が出来たのは徳がある人なんだなと。
英子さんは修一さんが生きていらっしゃる時は思わなかったが亡くなってから私は良い人と結婚したんだなとつくづく思われたそうです。
英子さんは徳のある方だと思いますね。
出会いは地味ですが頭もよく人柄が良い方と結婚されたという事は、人を見る目があり英子さん自身が素敵な方だからと思います。
結婚と恋愛は違います。
結婚は生活が安定しないとうまく行きません。
老人になってからああ~自分の人生は幸せだったと言える人はどれだけいらっしゃるでしょう。
樹木希林さんは2014年に全身ガンだと告白されました。
治療は今でも続けられています。
ステージ4だそうですけど嘘みたいにお元気です。
好きな芸能人の方なのでいつまでも元気なお姿で映画ドラマで活躍して頂きたいですね。
英子さんお酒が全然飲めないとおっしゃっていましたが、希林さんとの女子会では最後の方では段々と飲めるようになり、これから英子さんの楽しみが出来たみたいですね(笑)
楽しい番組でした。