「昭和の説教強盗」 妻木松吉役 片岡鶴太郎の若い頃のドラマを観ました。
実話だそうです。
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なんか不思議な感じのルパンみたいな違うような不思議な泥棒でした。
大正15年から昭和4年に逮捕されるまでに58件の強盗を成功させた妻木松吉。
強盗先で被害者に長々と説教をするという変な癖がありました。
犬を飼いなさい・戸締りをちゃんとしなさい・家が暗いとか説教していきます。
盗んだお金は生活費に使ったり、浮浪者にあてがっていたりしていた。
捕まってからは刑務所内では人気があり代表を務める程だった。
男爵家に強盗に入った時に嫁入り前のお嬢様の縁談の話中だった。
しかし令嬢はその縁談は気が進まずお見合いはしないと反抗していた。
その話を聞いていた松吉は親に説教し始める。
長々と説教したあと貰うものは貰って帰って行く。
その後何もなかったのだが、男爵令嬢は尼になる。
世間の口には戸は閉てられぬと刑務所に入った松吉のもとには、尼になった男爵令嬢からの手紙が届いた。
内容は、
「今私が若い人生を捨てきって御仏にお使いしているのは全て先の世からの約束事、私は私の運命を私の命をもってたどっております。毎日毎日をありがたく生きているのです。私は決してあなたを恨んではいません。あなたはあなたの犯した罪をあなたがあなた自身で一生涯をもってお消しなされば良いのです。あとはただもう御仏の御慈悲におすがりすれば宜しいのです。あなたと私はひとすじの縁で繋がっております」
と書いてあった。
文通は続き、出所後お詫びに行ったという。
お金持ちの家しか強盗に入らなかったという。
「お金を出せ命は取らない」決め文句。
なんかのドラマみたいですね。
本当の悪人ではないみたい。
でも悪い事です。
尼さんからのお手紙の内容が良かったですね。
これで松吉も改心することでしょう。
実録犯罪史「昭和の説教強盗」 あらすじ
大正15年に最初の強盗を働いて以来、昭和4年に逮捕されるまでに58件の強盗を成功させた、昭和の大泥棒・妻木松吉。強盗に入った家で被害者に対し長々と説教をしてくれると言う奇妙な癖からいつしか“説教強盗”と呼ばれた松吉の半生を通じ、当時の庶民の生活を描く異色犯罪ドラマ。