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「先に生まれただけの僕」の最終回を観てタイトルの意味を痛感した

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「先に生まれただけの僕」の最終回

 

櫻井翔さん主演のドラマ「先に生まれただけの僕」の最終回を観た感想です。

 

櫻井翔さん演じる鳴海涼介は、商社の出向辞令で突然、高校の校長となり経営再建を任される若き商社マン。校長として奮闘していく姿を映し出されています。

 

第1話から観ていました。

最初はあまり面白いとは思えず、「先に生まれただけの僕」の題名の意味がわからなくて淡々と観ていましたが、役者のメンバーの方たちが好きだったので第2話も第3話も観ていました。

観ているうちにどんどん面白くなってきて最終回まで観てしまいました。

 

最終回でやっと「先に生まれただけの僕」の意味が分かりました。

 

このドラマが何を訴えたいのか、教育現場で働く人達や教師、学ぶ生徒たち、そしてドラマを観ている皆さん方に訴えているように感じがしました。

 

校長、鳴海涼介は校長室の壁に掛かっている。

京明館高等学校の校訓「たくましく自立できる人間を育てる」を見て教育者が生徒に教えるべきことは何か真の教育者とは何かをいつも考え自分自身も成長していく後姿が言葉に出さなくても映し出されています。

 

いよいよ明日から夏休みが始まるという時に校長鳴海涼介は、

「三年生にとってこの夏の過ごし方がとても大事になってきます。隣の人と自分を比べる必要なく目指すは自己ベスト」と論じ、

一年生には、「今高校一年の君たちと十年後の君たちは別人ではなく同じ自分であるもし十年後に自分はこうなっていたいと思うなら今日の内にやっておかねばならないことが一つや二つあるはずです。」

そして二年生には、「この夏にやれる事は思い切ってやってください。勉強をすることは大事です。大学に入ることがゴールではありません。その先に社会があります。僕はこの高校の校長ですが、だからといって偉そうにする気はありません。僕はただ少しだけ君たちよりも「先に生まれてきただけ」だから先生としてではなく、一人の人間としてありたい。これから世の中はドンドン変わっていく。君たちの人生も変わっていく。不安が押し寄せてくるかもしれない。なにも出来なく「あがく」事だけかもしれない。あがいて進んでいくと不思議な事に見えてくる。景色があるやってみないと分からないことが山ほどある。やってみないと分からない事しかないと生きてもいいかもしれない」と。

 

だから何でもやってみよう冒険もしてみよう・・・・これだったんですね。

 

学年別に声をかけ、

「君たちよりも先に生まれたから、これから進んで行く社会は厳しいから、たくましく自立して生きてほしい」

と導いていく校長の言葉が素晴らしい。

 

生徒たちだけではなく、教師や大人も変わっていかないといけない。

人は何歳になっても成長できる。

お手本になるような大人にならなければならないとこのドラマは訴えているんじゃないでしょうか。

 

本当にいいドラマでした。

教育関係者の方がたに観て頂きたい内容でした。

 

未来は自分で築くもの。

年を重ねた後に答えがでるのではないでしょうか。

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