2017年10月5日に放送された「所さん!大変ですよ」で『お墓の悩み解決します!謎の人気墓地』が特集されていました。
こういうお墓の特集ってお盆の時期が多かったと思うんですが、最近は高齢化や終活が広まっていることから季節に関係なくされる事が増えましたね。
私も他人事ではないので、食いついて観てしまいました。
お墓の悩みが年間数千も増え続けているそう。
そこで不思議な人気の墓地があるといいます。
広島県福山市。
人気のない山道を車で山奥まで走ると、そこに見えてきたのは墓石の団地。
ここは普通の墓地ではなく、要らなくなった墓石が集められた「墓の墓場」だったんです。
北海道から九州、全国各地から送られてきた墓石、戦死者の墓、お坊さんの墓、ペットの墓、宗教を問わないあらゆるお墓がここで供養されているんだそう。
数はだいたい3万以上ですが、これからも増え続けるとみられています。
どうしてお墓が集まってくるのか?
大量の墓石がなぜ増え続けるでしょうか。
ここ数年、何代も続いたお墓を撤去する「墓じまい」が急増。
人間が都会に集中するからお墓だけが残ってしまう。そのため「墓じまい」する人が増えて行き場を失った墓石がここに集まってくるとの事。
石材業者に聞くと、今では墓を建てるより墓じまいの方が多いとか。
人けのない山中で人知れず広がりつつ墓石の墓場。
調べてみると墓じまいの業者がインターネット上でずらりと並んでいます。
厚生労働省の調査でも墓じまいを含む改葬(墓じまいなど埋葬されている遺骨を別の場所にうつす)が年間9万件以上にのぼることが判明。
70代のご夫婦に尋ねると奥さんの母方のお墓を墓じまいするとのこと。
このお墓にはご両親と姉の3体の遺骨がはいっていて寂しいけど決心したと。その方が言うには、年々足腰が弱くなり一日がかり(電車で乗り継いで片道4時間)お墓参りに行くのが厳しくなったからだそう。
この決断は辛かったはず。
この後の遺骨は永代供養墓に収められるようになり、この後の墓石は産業廃棄物として処分されるそうです。
新しいお墓のカタチ
こういう事もあり、お墓を持たない方たちが年々増えています。
私も亡くなったら子供達に樹木葬にしてと言っています。
樹木葬は人気があります。
明るい感じがしますし、樹木が春になれば若葉が咲き夏、秋、冬と楽しませてくれます。
周りには草花が咲き、お墓参りに来る人も楽しいと思う。
宇宙で散骨する新しい散骨方法が宇都宮市にあるといいます。
最大3mのバルーンにパウダー状にした遺骨を小さいバルーンに入れて、成層圏まで遺灰を飛ばす散骨方法。
法律上も問題ないそうです。
打ち上げてから2時間後に破裂する。
天国に行くみたいで宇宙葬もいいですね。
墓石ばかり地球上に建っていったら人間の住まいが少なくなり、墓地の隣が住まいになりかねないから、考え方を変えていく時なのかもしれませんね。