2017年9月23日(土)にNHKで放送されたドキュメント72時間「巨大団地中古ショップでハロー・グッバイ」でリサイクルショップに持ち込む人や買いに来る人達のそれぞれの想いが特集されていました。
東京の郊外22万人が暮らす多摩ニュータウン巨大な団地の真ん中に、家庭で使わなくなったあらゆる物を売り買いする大型の中古ショップ。
開店早々から人が並んでいるほどの人気。
毎日あらゆる物が売買されています。
売る人・買う人の想いは皆それぞれに違い、新品同様な物が売られていたり、中高年の女性は不要な物は処分する終活の準備という人もいます。
過ぎ去った時代の思い出の品や流行り物。
1,500坪ある店内には60万点もの商品があります。
本類はほとんどが100円。古い作品がこんなに揃うのはめったにないらしい。
昔から古本屋さんは、あったけどこんなに大型ショップが増えたのは利用客が多いからなんでしょうね。
2Fの1フロアを占めるのは婦人服のコーナー。そこは女の人でいっぱい。
すごい量で、これだけあると、自分好みの掘り出し物を探すのが楽しそう。
若い女性に尋ねると古い物が好きで新品は買った事がなく、着ている物から全ての持ち物まで中古が好きなんだそう。
ニュータウンで生まれ育って、物心がついた頃からお店に来ていて新しい物がなくても生活していけるとの事。
靴を選んでいた子連れの家族は新品にこだわらないといい、すぐに壊れて破けるからこれで十分だと購入していました。
確かに子供の服や靴は、すぐにサイズが合わなくなるし、汚れたり破れたりするから合理的でいいですよね。
その分教育や習い物など別のところで子どもにお金を使いたいとの事。
店に並ぶ品の99%は客からの買い取り品。
捨てる感覚で不用品を持ち込む人も。
使用する機会もないし、物もドンドン増えてくるし、いつまでも持っていてもしょうがない。
私も部屋の整理などでいらない服や物をリサイクルショップに持ち込んだ事があります。
その時の買取価格の安いこと!
驚いて、やっぱりやめたーって持ち帰ることもありました。
でも、今は捨てるのにもお金がかかる時代だから、タダでも引き取ってくれるのはありがたいことです。
誰かにとっては不要でも誰かにとっては必要な事ってありますよね。
自分が必要なくなったものが、誰かが使ってくれてると思うと良いことをした気持ちにもなります。
不思議な場所です。
こんなに物が多く、通常の店では置いていない商品が並んでいれば、一日いても飽きないだろうな。
高齢化が進む多摩ニュータウンでは、不用品を引き取ってくれという依頼も増えているようです。
今、多いのは遺品。
ギターなんかがそうらしい。
当時50万円の物でも今でも値段が落ちないとの事。
ギターは、高価なものですし、初心者の方にとってはありがたい場所ですね。
自分の持ち物も遺品整理として持ち込む方や断捨離やミニマリスト(物をもたない暮らし)などが流行ってるのでよけいに買取持ち込みの人も増えていきそうだなと思いました。
リサイクルショップでは、商品をしっかりとチェックしてくれるし、メンテナンスしてから販売してくれているので安心して購入できる。
まさに捨てる神あれば拾う神ありです。
不用品の整理をはじめよう
私も今から少しずつ要らないものは断捨離していかなくては。
今思えば、元気だった60代の頃の両親が不要になった物はドンドン捨てていました。
準備していたんですね。
そして私も・・・もう、そんな年齢なんだなと考えさせられます。
時代は繰り替えし 繰り替えし回っているんですね。